出産を振り返って。

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両親がフランスに来て、3日目 28日朝におしるし到来!
きたきたきたー!
早産気味とかいいつつよくぞ両親が来るまで耐えてくれたどんぐりよっ!
偉いぞ!親孝行者めっ!と思いつつ
そこから本気の陣痛が来るまで3日もかかるとは思ってもみなかったが…w

そんな感じでおかんもおとんも浮足立ったけど
そこからまだ産まれないねぇ的なプレッシャーが続き
こっちもだんだんイライラしてきた。
いずれにしても、もうすぐ生まれるんだし
まぁ落ち着けオレ。みたいなところで3日やり過ごした。

そして10月1日の朝方。
夜な夜な腹が痛くて陣痛カウンターがとうとう5分おきですぜとアラームを鳴らす。
それをだいたい1時間半見届けて
よっす!いよいよ来たか!とドキドキわくわくで旦那を起こす。

シャワーをしていざ出陣!!
もはやこれまで!!!

と思ったが
まだ子宮口が開いていないし、モニタリングしたら陣痛が不規則なためまだ産まれないね。
ということで、
麻酔が切れて、また5分間隔になったら来てねーと軽くあしらわれ
痛み止めの注射をされて家に帰される(T_T)

そんなのってアリ!??

もうさ?生まれるのは時間の問題でそ?
病院何度もめんどくさいんですけど?

と思いつつ帰宅。

家で待つ両親もがっくりw
とりあえず痛み止めが効いてるあいだによく寝て
出産へ体力温存してくれとのことでとりあえず寝る。

麻酔はいつ切れるのか…。
と思いつつもその日ほぼ一日何事もなく過ぎる。
と思われた夜の23時。
もうね、朝方の陣痛は陣痛じゃなかったね。うん。
本気の陣痛半端ない。

陣痛自体は1分間くらいで波が去るので
そのすきにいろいろ準備し、車へ乗り込み再度出陣。

病院に着いて、ふたたび診察を待っていると
母親学級的なもので毎週顔を合わせていた助産師さんが担当。
チョーやな感じの助産師さんもいるので、彼女と分かって一安心。

ちょっと破水してるかもしれないので
家に帰るわけにはいかないわね。
とはいえ、子宮口はまだ指2本分くらいしか開いてないから
1時間歩いて来てーと言われる。

ぐぅー。

でもやらないと始まらないので
激痛を堪えながら、小一時間ゆっくり階段を汗だくで上り下り。
8階建の病院をゆっくり4往復くらいしただろうか…。
そのあとは、婦人科のフロアーを徘徊。

ひゃはーもう子宮口全開じゃね??と自分では思っていたけど
結果は指2本半。

がーん。

キツイ…。。。

とりあえず、子宮口を広げる注射をして
またベッドで激痛に耐えること1時間くらいかなぁ。
もうこの辺から朦朧として時間経過がわからなくなってきてる。
その間も、旦那はずっと付いていてくれて
激痛の波を一緒に耐えてくれた。(T_T)

それからやーっと4センチくらいまで出口が広がったので
ここでやっと分娩室へ移動。

ここでやーーっと麻酔登場。
おっそいよぅー!!(T_T)

若い女子麻酔医がやってきた。
ヘルニアの時もそうだが、
デカイ針を刺すための最初の麻酔の針が一番痛てぇんだよぅ!
と、思いつつ、もうそんなの言ってられないので我慢して背中を丸める感じで耐えしのぐ。
彼女は陣痛のタイミングを避けつつ
背中に10分くらいかけて長ーい麻酔の針を刺して行った。

麻酔をしてから15分くらいで痛みを感じなくなり
穏やかな時間が戻ってきた。
でも、麻酔のせいでめまいと吐き気でなんとなく不安になりながらも少し眠る。


で、そんな状態でさらに子宮口が開くのを待つこと2時間くらいかなー。
朝の6時くらいには子宮口全開ですよと言われる。
たしか、この時のタイミングで破水させられたと思う。
麻酔のため痛みとかはないけど、生温かい水みたいなのが
だばーっと流れたのはわかった。

そこからまたしばらく
今度はべべが自分で降りてくるのを待つこと数時間。
その間、何度も助産師さんや看護婦さんが様子を見に来てくれてたけど
自分で降りてくる様子はなかった。

そして午前10時ころ。
ぜんぜん降りてこないので、ドクターに相談しに行ってきます。と看護婦が言った。
戻ってきて、出した結論は無理やり出します!とのこと。
念のため吸引機もスタンバイ。

看護婦さん、助産師さんとともに出産開始!
1人が腹をマッサージしながら下へ押す。
もう一人は下からべべを待つ。
麻酔のため、痛みがないのでどこでいきんでいいのかわからない。

旦那が通訳するところによると
うんこがでそうな感じになったらいきんで!とのこと。
たしかに痛くはないが、肛門が圧迫(?)されるような感じはある。
でも、結果的には助産師さんの
いまじゃない?って掛け声に反応していきんだ。というのが正解。

もう無我夢中でその繰り返し。
でもいっくらがんばっても出てきてる感じはない。
もう腹筋足りな過ぎ(T_T)
私には無理だ。自力で出てこれないと思う…
と、必死にいきみながら考えてた。

でも頑張らねば。
頭の血管切れそうだけど、踏ん張らねば!

頭が出てきた!と言ってから3回くらいは踏ん張った。

最後は、頭が出たと同時に体もずるーんと出る感じがわかった。
その瞬間べべより先に私が声をあげて泣いていた。
れいがずるーんと出た瞬間。
ほんとにうれしいやら、やっと出たーという気持ちやら
いろーんな気持ちが混ざってわーんと泣いた。

そしていきなり、いま出たばかりの臍の緒が繋がったままのれいを
ほんとにドカっと胸の上に乗せられた。
ちょっとびびった。
ほんと出たまま、乗っけられたので
しばらく触っていいのかどうかわからなかったw

胸の上に乗せられたまま、たぶんへその緒を旦那が切ったりしてたと思う。
あとは、看護師さんがれいの体重や、身長、胸囲や頭の周りを測定。

出産自体は結局30分くらいかかったらしいが
なんとか吸引を使わず、みんなでがんばって
会陰切開もせずに無事出産。

会陰切開しなかったので、あちこち多少裂けたらしく
胎盤などを出したあと小1時間くらい
あーでもないこーでもないと助産師さんが
同僚を呼んで相談したりしつつ会陰あたりを縫われる。。。

そんなことなら最初から切開してくれたほうが…。。。

そんな感じでやっと分娩室を出たのは13時過ぎだったかな。
ちょいと遅めの昼飯は
テキトーなパンとくちゃくちゃしてペッとしたようなブロッコリーと
茹でたまごとヨーグルト(何)w


うまくねぇんだよ。とりあえずw

麻酔のあとはずーーーっと喉が渇いていたけど水が飲めなかったので
とりあえず水は大量にいただく。

しばらくすると麻酔が切れてきたのか
ケツの穴がチョーーーーー痛くなってきて
陣痛規模の痛さに(T_T)

旦那は両親を連れてくるためにいったん病院を出たあとだったので
必死に看護師を呼び、ケツが痛いよーと告げてみるテスト。
たぶん伝わって、たまにあるのよねーという感じで
痛み止めの薬と塗り薬をくれた。

薬はその後3日くらい飲み続けてやっとなんとか座れるくらいにはなったけど
便秘4日目くらいの時、意を決してトイレで頑張った時は痛すぎてマジ泣いた。(T_T)




てな感じで
人生初の出産劇。

ものすごい体験をした後だったけど
なんだかとても穏やかで、幸せな時間だったな。

ジルありがとう。
れいありがとう。
おとん、おかんありがとう。
みんなみんなありがとう。





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