件の痛みによる歩行困難はあいかわらずだったわけで、
紹介状を書いてもらった仙台の病院へ急遽入院して手術したよ。
※下の方に摘出したヘルニア写真がありますからグロ注意です。
もうそろそろ歩けなくなりそうだったので
しばらく通っていた石巻診療所から仙台社会保険病院を紹介してもらった。
午前中に社会保険病院に行って午後からでも職業訓練の学校へ行くつもりだった。
朝、8時半ころ病院に着いて、診察で呼ばれたのは10時半近く。
最初は明るくて優しい女医さん。
診察するもまともに座ってもいられない私をだいぶ可哀想がってくれて、
ホントは完全予約の副院長先生の診察を受けられるようにしてくれた。
その先生は午後からなので、午後も待つことに。
朝ごはんもなく昼も過ぎていて腹減りだったけど、無理矢理ねじ込んでもらったのでいつ呼ばれてもいいように売店にも行けずだったけど
仙腸関節においては世界的にも有名な副院長さんに診てもらうことがてきた。
結果はどでかいヘルニアがあることがMRIで確認された。
仙腸関節のあたりも痛いのですがと言うと、合併してるのかもね。とのこと。
膠原病かもしれないとも言われたのですが、検査などはできますか?と聞くと
どっちでも(膠原病でもそうでなくても)いまは関係ないよ。
とにかくこんなヘルニア手術してとらない理由がない。今日入院できるの?と先生は的確に要点だけを並べた。
今日は外来のつもりできたので何も準備がありません。と言うと
その痛さで石巻まで帰るの⁇まぁいままでそれで生活してきたんだからできなくもないだろうが…じゃあ月曜日空いてる時間で手術してあげるから明日入院しなさい。
ってことになり、満月の日に私は入院することになった。
職業訓練の学校に連絡して二週間通えなくなった旨を報告。
14日程穴開けると理由はともあれ退学になるのは最初から知っていた。
先月も胃腸炎で3日休んでおり、今回稼働日は退院まで9日間。
うまく退院できて、26日から復帰できれば首の皮一枚繋がる。
でも退院したばかりで授業に出られるのか…など不安要素は満載だが
イラレとホトショはなんとかやったけど、Flashはまるまる落とすことになるからけっこうキビシイ。
そんなこんなはさておき
なにぶん急な話なので準備もあたふた。
とりあえずスーツケースに着替えと日用品と数冊の本を入れて金曜の朝9時にオカンの運転で病院入り。
そうやって入院のための検査(心電図、CT、レントゲン、採血、肺活量、血の止まり具合の確認など)は前日に終わらせていて
金曜日は手術前の麻酔科の説明を終わらせた。
あとはぼんやり土日を院内で過ごし、
日曜の夜9時から絶食。
月曜日の朝に執刀医からの説明を受け、昼過ぎに手術。
オカン曰く、手術時間は三時間ほどだったらしい。
私は麻酔が抜け切らず、断片的な記憶で執刀医が成功しましたからねと言いに来たのと、
外が暗いのにオカンがいて、遅くなっちゃってごめんねと思ったのくらいしか覚えておらず。
あとはひたすら夜中に何回もいろんな人たちがいっぱい寝返りを打たせてくれたことは覚えている。
そうやって次の日火曜日の朝からお粥で朝食がでたり、お昼はすでに常食だったりしていて、
ベッドを起こしてもらいながらしっかり頂いたけど
結局昼すぎくらいまではぼぉーっとしていた気がする。
なんだかひたすら眠かった。
午後になると何するにも傷が痛いのに、巡回の先生が来ていきなり車椅子乗ってみて?的な話。
なんとかグギギギギーと食いしばって乗ったけど、そんな車椅子に乗るだけでもえらいことなのに
今いるナースステーション近くの病室から遠くの自分の病室まで戻る?と聞かれても答えはノーだ。ノー。
もう一晩、たーすけでけろーと夜な夜な騒いでいる重症患者さんの近くで過ごすも仕方なしと思いきや、ベッドごと運んでくれた。
自分の部屋に戻っても、傷口に刺さったドレーン(いらない血を出す管)とか腹に刺された持続的に作動してる痛み止めとかオシッコの管とか抗生剤の点滴とか
なんかいーっぱい繋がれてるし、傷は痛いしで生きた心地がせずその日は暮れていった。
…はずだったが、夜中に緊急事態発生!
生理がきました…。がーん。
オシッコの管はあるし、こぼれたものは傷が痛くて拭けないし
もーハンパない。
看護婦さんってほんとスゴイよね…(T_T)
ホントすいませんって感じでいろいろとやってもらいました…。
翌日水曜日午前中
回診に来た先生があっさりドレーンを抜いてくれた。
数年前、額前突の時口からドレーンを抜いた時かなり飛び上がるほど痛かったので、
それと比べたらぜーんぜん痛くなくてビックリしたけどチョー嬉しかった。
そのあと、オシッコの管も抜かれて車椅子でトイレ行くことに。
これで生理の対応もまともにできそうだ。
よし!あとは腹に刺された痛み止めと点滴だけだ!
なんか身体にいろいろ刺さってるうちはゲンナリするわいな。
こうなったら早く外したくて
痛み止めもあっさり切れたからもう痛くない!と宣言してサクッと抜いてもらった。
抗生剤の点滴は一日の終わりに最後の点滴が終わって
手術三日目にしてやーっとぜーんぶ解放!
やったぜやっほい!
でもトイレは相変わらず看護婦さんを呼んで、車椅子で行かないといけなかった。
気づいたら頭もとに置いてあった摘出物
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